漢、木を切る
Otokogi「おおー、このキラキラした木を切ればいいのか」
Otokogi「1つの木から好きな素材を選んで入手できるのか。
それぞれ経験値も違ってて面白いな。
ていうかアホみたいにレベル上がるんだが。」
シセリー「指定のアイテム全部揃ってるね。 はい、おつかれー!
ていうかなんで全裸なの?」
Otokogi「己をさらけ出して自然との対話をって、マスターが。」
シセリー「あー… 言ってることは間違ってないんだけど
初心者のうちは服着た方がいいよ。
獲得力と識質力が低いと無駄に時間かかるから。」
Otokogi「えっ」
Otokogi「マスター、服着た方が効率いいって言われたんだけど。」
フフチャ「Otokogi、もう気づいてしまいましたか…」
フフチャ「せっかく新しいオモチャが手に入ったと思ったのに…」
Otokogi「本気で残念そうにしてる!!」
Otokogi「木こりや草刈りはもういいんで、
そこの人達がやってるような畑やりたいんですけど。
自給自足でスローライフ過ごしたいんですけど!」
フフチャ「Otokogi… あなたの目指している暮らしは遥か遠くにあります。
駆け出しの冒険者では到底辿り着けないほど遠くに。」
Otokogi「え、そんなに難しいこと?」
フフチャ「『ラベンダーベッド』という場所があります。
そこに行けば貴方が望むものが見つかるでしょう。
そして、貴方が木を切らなければならない理由が分かるはず。」
Otokogi「『ラベンダーベッド』… 一体そこに何が…」
(つづく)